
〜知っておきたい制作のステップ〜
「パンフレットやチラシ、アパレルやグッズなどを作りたい!」と思ったとき、
デザインをお願いして、そのまま印刷して完成!…と想像される方も多いかもしれません。
しかし実際には、デザインから印刷までにはいくつかの大切な工程があり、
その一つひとつを丁寧に進めていくことで、はじめて質の高い仕上がりになります。
今回は、デザインから印刷までの基本的な流れをご紹介します。
1. ヒアリング
最初のステップは「どんな目的で」「誰に向けて」作るのかを明確にすること。
- 何を伝えたいのか
- ターゲット(見てもらいたい人)は誰か
- 使用シーン(展示会・店舗・配布など)
デザインの他にも「用紙(または資材)はどれにするか」「いくつ作るのか」「納期はいつなのか」など細かなヒアリングをします。納期や印刷する数によってかかる費用が変わります。
こうした情報を整理しておくことで、後のデザインの方向性が決まります。
2. デザイン制作
ヒアリング内容をもとに、レイアウトや色、フォントなどを組み合わせて形にしていきます。
- キャッチコピーや文章の配置
- 写真やイラストの選定
- ブランドイメージに合ったデザイン調整
完成前にはデザインの確認(校正)をしていただき、細かい修正を加えながら仕上げていきます。
3. 印刷用データの準備
デザインが完成したら、すぐに印刷できるわけではありません。
印刷には「印刷用データ(入稿データ)」が必要です。
- 文字化けしないようにフォントを処理する
- 写真の解像度を確認する
- 塗り足し(断裁ズレ防止の余白)をつける
この工程を怠ると「切れてしまった」「色がにじんで見える」など、仕上がりに大きく影響します。
4. 印刷会社への入稿
印刷会社にデータを入稿します。
ここでも、専門のチェックを受けることでデータの不備を防ぎます。
チラシやパンフレットの場合、印刷の種類や用紙、加工によっても印象は変わるため、目的に合った紙選びも重要なポイントです。アパレルやグッズで特殊な資材に印刷する場合はその資材を取り寄せる工程も入る場合もあります。(印刷会社によって変わります)
5. 印刷・仕上げ
印刷が始まると、内容の修正は基本的にできません。
印刷後は断裁や折り加工などを経て、完成品が仕上がります。
納品までには数日〜1週間ほどかかる場合もあるので、スケジュールには余裕を持っておくのがおすすめです。
まとめ
デザインから印刷までには、
「ヒアリング → デザイン → データ準備 → 入稿 → 印刷 → 納品」
という流れがあり、それぞれに大切な工程があります。
「ただ印刷するだけ」ではなく、
目的に合ったデザインを考え、印刷に適したデータを整えることで、はじめて安心して使えるチラシやパンフレットが完成します。
印刷物の制作をご検討中の方は、ぜひこの流れを知っておくと安心ですよ。
KURO WORK STUDIOではデザインから印刷までをサポートしておりますので、ぜひお気軽にご相談ください!