最近では、誰もが気軽にSNSやホームページで情報を発信できる時代になりました。
しかし、自由に発信できるからこそ「思わぬトラブル」を招くことも。
今回は、ホームページやSNSを使う上で知っておきたい「権利」について、分かりやすくお伝えします。

1. 写真や画像の「著作権」に要注意!

他人が撮影した写真やイラストを、許可なく使っていませんか?
「ネットに載っているから使ってもいい」と思いがちですが、実はNGです。

たとえ小さな画像でも、作者の許可なく使用すると著作権侵害になる可能性があります。
フリー素材を使う場合も「商用利用可」や「クレジット表記が必要」など、利用規約をしっかり確認しましょう。

また対策としては、以下のような方法があります。

  • 自分で撮影・作成する
  • フリー素材(商用利用OK・クレジット不要のもの)を使う
  • 有料の素材サイトを使う
  • 作成者から直接許可を得る

2. 人の顔には「肖像権」があります

イベント写真などで人物が写っている場合、その人の許可なしに掲載するのは避けましょう。
特に子どもや一般の方が写っている場合は注意が必要です。

本人の同意を得てから掲載するか、顔が分からないように加工するなどの配慮が大切です。

3. ロゴや商品名の「商標権」も大切

有名な企業のロゴや商品名を、無断で使用することも権利侵害になる可能性があります。
たとえば、自分のホームページに大手企業のロゴを勝手に載せたり、ハッシュタグで多用したりすることもリスクがある場合があります。

公式に許可されていない限り、むやみに使わないようにしましょう。

4. お客様とのやりとりの公開について

「レビューとして紹介したい」「実績紹介として制作物を掲載したい」
そんな場合でも、必ずお客様の許可を得ることが重要です。

たとえば

  • お客様の声として文章や名前を掲載する
  • ビフォーアフターの写真を使う

これらは、お客様の大切な情報です。
「勝手に使われた」と思われてしまうと、信用を損ねる原因にもなります。

実績紹介やレビューを活用する場合は、ひとこと「掲載してもよろしいですか?」と確認する習慣をつけましょう。

まとめ

SNSやホームページは、魅力を伝える大切なツールですが、そこには「守るべきルール」や「他者の権利」が存在します。

特別な知識がなくても、「これって許可が必要かも?」という意識を持つことが第一歩。
誠実な発信は、信用にもつながります。

不安なことがあれば、専門家や制作側に相談するのもおすすめです。